山麓 園太郎です。サワディーカップ!
著しくマイペース更新なこのブログですが、今年も各地のタイフェスティバルが日程発表となり、そろそろ去年分の取材はまとめにかからないといけないので(汗)、Cat Expo 11レポートは今回で締めくくります。俳優さんたちや交通アクセスは既に(我ながら過剰な)熱量で投稿済みだし!
それでも要注目のT-POPがまだ沢山ありましたからね、Music Videoのリンクと共にまとめてご紹介します。気になったものだけ見てみてくれたらOKですよ。
Tonhon/ELEVEN/mute.

初日のステージ4に揃って立ったのはこの3人。まずTonhonはシンガーソングライター/音楽プロデューサー/俳優。Mintsのメンバーでもあり、客席にファンが多かった!それもそのはず、タイドラマ「Hormones」にMintsでの相棒Udと共に出演してたりして。妹は「F4 Thailand」でヒロインのゴヤーを演じたTuことTontawanです。
よく見るとセーラームーンのTシャツ着てる。これは2019年にユニクロが出したやつですね。

ELEVENは以前GMM傘下のレーベルにいた事もあって作曲やアレンジのセンスにとても洗練された感じがあります。モデルの仕事もするよ!
彼もデスノートTシャツ着てて、タイでの日本漫画/アニメ人気がよくわかりますね。

mute.はTBSラジオ「アフター6ジャンクション」などでも紹介してきたシンガーです。コロナのパンデミックで、タイどころか家の外にも気軽に出られなくなった頃に見つけた彼女のデビュー曲「da dee da」には本当に救われました。ここでは最近の曲で、PROXIEのVictorくんと共演してるものを紹介しようかな。

Quadlips
前回で物販ブースでの様子を紹介したQuadlips、もちろんステージもありました。

MCを交代でとって、順にメンバーがステージ袖に下がってメイク直しや水分補給を受ける進行。それほど暑く過酷な状況でしたが、ステージに戻る時にはとびきりの笑顔。




観客席後方にはアイドルファンの録画班が数組スタンバイしていたので、どんなステージだったかは彼らの撮った映像で紹介しましょうか。このチームは4K/60fps録画が基本で、もっと大きなステージを撮る際には複数台のカメラをスイッチングして公式並みに頑張る時もあります。
僕はステージ下から撮影。客席にいるファンの皆さんの撮った、スマホカメラの写真には愛情と熱量でかなわないけど・・・







六本木でのファンミも良かったけど、こうして通りすがりのお客さんも多いフェス会場で、弾けるパフォーマンスを見せて新しいファンを獲得してゆく姿、輝いてました!ありがとうQuadlips!
QRRA
Quadlips観たんだからそりゃQRRAも観ますよ!(笑)日も暮れてステージの雰囲気も変わったところにモノトーン系の衣装が良く似合ってたなぁ~。







MXFRUIT
QuadlipsとQRRAは海外AKBグループからの派生ですからアイドルらしさを残しています。そういうのじゃなくて4EVEみたいなガールズグループを推したい人にはMXFRUITを。ボーイズグループBUSやDICEがブレイクしてめちゃめちゃ勢いのあるレーベルTADA Entertainment(元Nadao Bangkok)所属のガールズグループです。








どの曲も良いですけどMusic VideoならPhuwinくんが出演してるこれで決まりでしょ!
Earth Patravee
僕が10年位前から推してるEarth PatraveeもT-POPに興味がある人には聴いてみて欲しいひとり。インディーズからGMMへ、そして現在はInk Waruntornと同じBOXX MUSIC所属の、様々な楽器を弾きこなすマルチプレイヤー。とにかく声がきれいなの!

タイドラマ「Close Friend」のOSTも歌ってるよ!
元HYBSのALYNとWIM
HYBSっていうのは藤子不二雄というかレノン/マッカートニーというか、2人の作風が似ていながらも少し違う部分がお互いを補い合って唯一無二なものを生み出してたところがあって、だから解散は本当に惜しまれるんですが。この日はそれぞれ違うステージに立ちました。

・・・ALYNくん、なんか日本のヤンキーマンガに出てきそうな見た目になってるけど怖くないよ(笑)
彼のバンドのギタリストPondさんは凄腕のスタジオ・ミュージシャン。2023年のKristくんとBrightくんのGMMTV豊洲カウントダウンでもギター弾いてた人。その時の来日では楽器店に寄って、VEMURAM Jan Rayという世界のトッププロたちが愛用する日本製のエフェクトペダルを買って帰りました(本人に確認した)。

一方のWIMくんも良いステージ。古い電話の受話器がマイクになってるのキュート。

HYBSのメロウな部分を蒸留して更にシルキーに仕上げたこの曲がオススメなのでぜひ聴いてください。トム・ミッシュ meets シルク・ソニック?!
TOFU
気にしてもらいたいバンドがもうひとつ。TOFUです。



smallroomレーベル所属の彼らは楽曲ごとの表情が多彩すぎるというか、引き出しが豊富!2000年代初頭のsmallroomのカラーを思わせるエレクトロ感強めのロックから、Jazzyなバラードやプログレッシヴな作風まで・・・今後が楽しみなバンドのひとつです。上に挙げた例の、3曲のMusic Videoで聴き比べてみてくださいな~。
いつか体験してみたい海外音楽フェスの入口として

日本国内でも音楽フェスは盛んですが、もうほんとに音楽LOVEで海外のフェスにまで足を延ばす人、いつかは行きたい!と思ってる人もいらっしゃるかと思います。グラストンベリーとかコーチェラとか。台湾もフェス盛んですよね。

出演者の中にお気に入りが多ければ多いほど良いんですが、このブログを読んでくれてる皆さんは当然T-POPやタイドラマが気になってるわけですから、タイにもう何度も足を運んで現地ファンミに参加したり、デパート内でのイベントを観たり、GMM本社のエレベーターで偶然乗り合わせたりとか、あるいは、まだタイに行った事はないけどいつかそんな体験をして最高のタイ旅行にしたい!と考えてらっしゃるでしょう?

仮に僕自身がグラストンベリー・フェスに行くとして、そりゃ過去の出演者リスト探せばポール・ウェラーとかスナーキー・パピーとかシンディ・ローパーとか観たい人は沢山見つかるけど、実際には旅費と滞在費、移動時間や時差でかなり決断には時間を要すると思うし、あの牧草地に立ってる自分がどうも想像つかない。未知ゆえのアウェー感と言うか。
その点Cat Expoは初回さんに対してもかなりフレンドリーで「未知ゆえのアウェー感」がほぼ無い。むしろ「面白過ぎるカルチャーショック」の方が強くて、僕は初めて行った時から楽しかったです。
タイ沼の皆さんの中にはタイ語習得しちゃった人も多いでしょうから、飲食ブースや会場内の事で分からない点があれば思い切って並んでるお客さんに質問してもいい。若い人が多いから英語でもほぼ通じます。

旅費も比較的安くて時差も少ない。会場内の治安も良い。昨年からは交通アクセスも改善されてバンコク市内から電車乗り継ぎで行ける。ドラマに縁のあるバンドや、GMMTVの俳優さんがわんさか出る。
「海外の音楽フェスに行く」って結構ハードル高く感じるかもしれないけど、Cat Expoに関しては実は無理なくタイ4泊5日の日程に組み込めるんですよ。週末のチャトチャック市場巡りとチャオプラヤー川ディナークルーズを捨てて置き換えるだけで。
きっと凄く鮮烈な、忘れられない体験になると思いますから、タイ旅行の計画を立てる時に頭の片隅にこのフェスの事を置いといてください!
おまけ:この時はプレデビューだったアイドル
最後に会場で出会った新しいアイドルグループの写真とMusic Videoを。物販のTシャツがセンス良くてキュートだな、と思って近寄ったらアイドルのブースだった、というやつです。Neko Pon!といいます。僕が首から下げてる取材パスに「日本のメディア」ってタイ語で書かれてるのを見て、メンバーが集まって来ました。「わたし日本語できます!」という子も。


年が明けて2025年1月に公開されたデビュー曲がこの「Gachatte! Gachatte!」。
「そこのお兄さん、ストップ!私、長い間この中で孤独に座ってたの。この中は退屈。今すぐ両替機に行って、私が出るまで回して!」という歌詞がハイパーなアップテンポビートで歌われる、まさに日本式萌え系アイドルの王道。日本のアイドルファンにも受けが良さそうだから、来日して欲しいなぁ。
Tシャツは翌日買おう、なんて思ってたら日曜には既に完売してたというね。出会った瞬間に買わなきゃダメですな。
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