山麓 園太郎です。サワディーカップ。
2025年のタイフェスは、東京/名古屋/大阪/福岡でそれぞれ出演者が異なる、という展開になりました。贅沢!
名古屋に2日連続出演するタイからのゲストは数々のタイドラマのOSTを手掛けるBoy Sompob。2024年には東京会場に1日だけ出演してますが、名古屋は彼にとっても初めて。
あいにく初日の土曜日は雨に降られそう・・・と天気予報で知った僕と社長は「だったらなおのこと、応援に行かなきゃ!」と名鉄の往復切符を買って午後から名古屋へ向かいました。
雨が残る会場を散策


Boyさんのステージ観覧は整理券方式。午前中で配布は終了していました。僕たちが到着した午後2時頃は小雨がまだ残っていて、湿気で蒸し暑いので「バンコクの雨季と変わんないなぁ。」と苦笑しながら会場を見て回ることにします。

タイに何度も行きたい僕たちにとって運賃は切実な問題。まずチャイナエアラインのブースで情報収集開始。続いてタイ国際航空のブースへ。

ファーストクラス、いつかは座ってみたいけどたぶん一生縁はないな(笑)。あー!でもアメニティが魅力的ぃぃ!

続いてタイ国政府観光庁のブースへ。バンコクの鉄道路線図がQRコードで読みこめるカードや日本各地のタイ・セレクトレストランガイド、そして今秋公開予定のタイ映画「LOVE SONG」のチラシを配布してました。僕もこの映画は観に行くつもりです。元BNK48のミュージックが出てるからね(そっちかよ!)

タイ大使館のブースは東京と同じ展示を名古屋まで運んできてくれて展開。ありがたや~。もちろんBillkinの映画も観に行きますよ。

愛知大学豊橋校舎B.P.MチームTPOPのカバーダンスパフォーマンスが始まったので観てみましょう。



4EVEやPiXXiE、BUSなど色んなT-POPが次々登場するセットリストは楽しく、MCも練ってあり「お客さんに楽しんでもらおう」という気持ちが伝わりました。K-POPのダンスと比べてT-POPのダンスは「バラード曲にも振付が付く」「ボーイズグループでもGirls要素が入る」のが特徴だそうです。今年のタイフェス限定でのユニットだったそうですけど、メンバーの中には前日にBUSが出演すると知り、翌日授業すっ飛ばして大阪万博に駆けつけた子もいたらしいし(笑)これきっかけで彼女たちが引き続きT-POPもチェックしてくれたら嬉しいなぁ。
MCのまむあんさんの活躍も見たいからムエタイステージを観る。登壇した人の、ムエタイのあれこれについての説明が上手で、ムエタイをとりまく文化や歴史まで少し知れた気がしてお得でした!

引き続き会場内を回っていると「タイのアイドルが好きなオタク」Kanonさんに声をかけられました。代々木でもバッタリ会ったね!サワディーカップ!
彼女がYouTubeで会場の様子を(酔っぱらいながら)楽しくレポートしてくれてるから僕の写真はもういいや(笑)。ステージ写真だけあげていこう。
僕と愛大とマタハリとYuruとの縁
さて。愛知大学豊橋校舎B.P.Mのパフォーマンスを観ようと思ったのは、昔その豊橋校舎に毎週出入りしてたからです。世代は全く被らないけど、後輩の晴れ舞台のように感じて。
僕は90年代末から数年間、渋さ知らズのカバーバンドでギターと音楽監督を担当していました。後に不破大輔さんに活動が知られ、晴れて公認の「渋さ知らズ愛知支部」となり、共演も果たしました。母体は愛知大学ジャズ研のメンバーです。
そのバンド練習を毎週末、豊橋校舎内の第2サークル棟でやってたんです。キャンパスは広大で、その中心部にあるサークル棟は深夜に大音量で演奏しても大丈夫だったから。
そして「渋さ知らズ愛知支部」としてライブを行なう時、本家よろしくダンサーが加わることもあったんですが、その一人が今では「名古屋のタイ沼さん集合場所」となってる「ロジウラのマタハリ春光乍洩」の店主、りりこさんなのでした。まさか20年以上経って今度はタイ関係で繋がるとは思わなかった。
さらにBoyさんの前に出演したYuruと最初に会ったのもこのタイフェス名古屋です。2018年、僕が個人でSTAMPをゲストに招聘した年に、Yuruの2人を会場で見つけてSTAMPと引き合わせたのが最初でした。再会は久しぶりだし、出演者としては彼らも名古屋は初です。「縁」が「円」の形に丸く繋がった気がしました。


Boy Sompobの歌声が、雨上がりの名古屋の空に
実行委員会から写真撮影のため観覧エリアに入る許可はもらえたので、整理券の番号順に並んで入場待ちしているお客さんの最後尾につきました。すると前方から見覚えのある顔が。昨年大使館でお会いした、彼のマネージャーさんです。スマホで今回の名古屋のドキュメント動画を撮っている模様。列に沿って撮影しながら歩いてきて、僕のキノコ頭に気が付いて手を振ってます。すかさず「写真を撮るんですけど、ネットにアップしても良いですか?」と訊きOKをもらいました。よーしアーティストサイドの許可取ったぞ!(笑)
東京会場と違い、整理券席は長椅子でお客さんの目線も低めです。僕なんかが目の前をウロウロしてカメラ構えたら迷惑になりますから、今日はテント右端から撮ることにします。それでも既に観覧エリア全体が大混雑していますから、前の方で撮れるだけでもありがたい。
まむあんさんと山口まいさんのアーティスト紹介からの「Shake」日本語versionでBoy Sompob登場!


凝ったデザインのデニムシャツや首元のネックレス、指輪など派手なアイテムを色使いでシックな印象に。そして膝小僧が隠れる丈のデニムショートパンツにブーツ、その間をバンダナでスカートのように見せながら繋いでる。大人でも少年でもないこのいで立ちに加えてこの歌声・・・「天使かよ!」って思ったお客さん、多かったんじゃないでしょうか。










タイドラマのOSTを歌いまくったのでファンの皆さんも大満足だったと思いますが、この日は彼に内緒のサプライズがありました。前日5月16日が誕生日だったので、ケーキと花束が横のテントにこっそり隠してあったんですねー(笑)。プレゼンターは整理券番号「5」と「16」で選ばれたラッキーなファンの方でした。

名古屋に集まったファンからのサプライズと温かな応援に、この後のMCタイムで感極まった彼は泣き出してしまい、つられて隣のまむあんさんまでもらい泣き。



この日は雨のためモニタースピーカーがステージより外側に置けなくて、「モニターが聞こえなくて歌と演奏がずれちゃうと大変だから」と、お客さんの近くまで行けないことを詫びていたBoyさん。写真を見てもらえばわかる通り、彼はイヤモニを付けておらず会場のスピーカーで自分の曲の音源を聞いています。
イヤモニというのは日本の電波法で「無線局」の一種として定義されていて、公共放送や近隣で開催中のイベントの音響と電波干渉しないように、周波数帯など運用について事細かに決められています。
昨年の代々木ではイヤモニを付けていましたから、この日は何かの事情で使えなかったのかもしれないですね。同時にステージでの失敗でお客さんをがっかりさせてはいけない!という彼のプロ意識の表れでもあると思いました。
それでもサプライズに応えたかったのか、最後の最後で客席近くまで来てくれましたよ!

タイフェス名古屋、こんな楽しみ方はどうですか?
タイフェスを愛する全国の皆さんにとって、やはり代々木会場は出演者の人数や出展ブースの多さでランキング第一位に輝いてると思いますが、皆さんそれぞれの最寄りのタイフェスを「タイフェス東京とセットで楽しむ」ものとして捉えなおしてみてはどうかな?と思うんです。僕の場合は名古屋になりますけど、第一部:東京/第二部:名古屋、みたいな。平日挟んだ2週間規模のイベントとして考える。
実際タイフェス東京に来たら、買い物も飲食もそこそこにステージ目指しちゃうでしょ皆さん?(笑)来る前にバッグにはしっかり水や軽食が仕込んであって持久戦の様相を呈してる。
ならば、「ステージ最前列と引き換えで犠牲にした他のお楽しみ」は、他の会場であらためて楽しんだら良いんじゃないかな~。ゆっくりタイ雑貨を見て回るとか、ガパオライスとチャーンビールで仲間と乾杯するとか、古式マッサージ受けてみるとか、トゥクトゥク買うかどうか家族で検討する(笑)とか、そういうこと全部ね。そして最後にT-POPのライブもしっかり堪能して帰る、と。代々木に比べて出演者が少ない、っていうのは決してマイナスじゃないんですよ。

そしてタイフェス名古屋の会場であるエディオン久屋広場は道路隔ててすぐ横にPARCOや松坂屋、コメダ珈琲店なんかがあってお茶休憩やトイレに困らない。中でも松坂屋9・10Fのレストラン街エスカレーター横には会場を見下ろすレストスペースがあって混雑加減や出演者控えテントゾーン内を(豆粒だけど)随時上からチェックできます。

地下鉄ひと駅で大須商店街まで行けば「ロジウラのマタハリ」もあるし!
こうやってタイフェス東京が終わってもまたすぐ名古屋/大阪/福岡、あるいは方南町タイまつりがある、って考えたら挟まった平日のお仕事も頑張れそうじゃないですか。タイフェス公式スローガン「5月はタイMonth」を地で行きましょうよ、来年も!


僕もヤマモリのタイカレーとチャーンビールのエスプレッソを買って帰って、自宅でタイフェスを開催することにしました。
東京や大阪からでも新幹線で日帰り可能なタイフェス名古屋、来年の出演者を楽しみに想像しながらぜひ来場を検討してみてくださいね~。
コメント