タイのアイドルのファンになったらどうすればいいのか

タイ音楽

山麓園太郎です。サワディーカップ。

2019年の年末の帰省ラッシュがピークに!というニュースを見ながらこれを書いております。今年僕が書いた記事のアクセスランキング上位をご紹介しますと、第3位がBNK48の握手会の記事。 4月に2週間滞在した時に偶然握手会の日程と重なり、 予備知識ゼロで参加したレポートです。

第2位は宅録ポップデュオ、Plastic Plasticの来日告知と再録インタビューの記事。彼らのポップ・センスは「タイの音楽」といった国や地域での分類にもはや無理があるほど突出していて、都市でしか生まれなかった音楽という意味でシティポップと言っていいと思いますけど、その世界的産地のひとつである東京でも新鮮な驚きを伴って受け入れられたようです。来日後のキーワード検索が凄かったです。

そして第1位はタイフェスティバル東京2019に出演するBNK48を紹介する記事。バンコクでの握手会ですっかりJib(ジップ)ちゃんのファンになっていた僕はかなり熱く語ったんですよね。「BNK48広まれ!」っていう感じで。日本でも名前が知られてきていたミュージックやチャープラン、モバイルといったメンバーだけでなく「アンダーガールズ」にも可愛い子が沢山いるから見つけて推していこう!という実に局地的な趣味(笑)を広げるのにちょっぴり貢献したと思います。

事程左様にアイドルファンの皆さんにも読んで頂いてるこのブログですけれども、じゃあひょんなきっかけでタイのアイドルが気になっちゃったら?まぁ日本に来てくれるのを待つか現地に見に行くしかないんですが。いきなり結論書いちゃったけども(笑)曲はAmazon Musicなんかで聴けるじゃないですか。でもやっぱりアイドルは直接見たいもんですよね!

毎年恒例のタイフェスティバルとか、TOKYO IDOL FESTIVALはもちろん、皆さんがお住まいの地域の海外絡みのイベントなんていうのは狙い目ですから一度お問い合わせフォームとかから「タイのアイドルを呼んで欲しいです!」と要望を出してみるといいと思うんです。僕も同じことやってSTAMPとTELEx TELEXs呼ぶのには成功してますから。アイドルじゃないけど。担当者は常に新企画を探しているものです。集客できるか?採算が合うか?はその先の話で、まず「そろそろ色々マンネリになってきたなぁ」と憂う担当者の心の隙間にトン!と刺さるカスタマーヴォイスを投げてみてはいかがでしょうか。

次に現地に行く場合ですけど、BNK48が対象である場合、今のバンコクは相当楽しい!と申し上げておきます。何しろ旬のスターで知名度も抜群ですから、握手会やコンサートが目的でなくても街のあちこちで彼女たちが広告で活躍する姿を見ることができます。通りすがりのゆるいヲタ活でも充実感がある。

高架鉄道BTSの駅構内でMusicちゃん発見
設備室の囲いが一面宅配フードサービス「GrabFood」の広告に
タイでは既にコンビニでのレジ袋使用を廃止していますが、その広告キャラクターもBNK48
そしてそれにつられて入ったコンビニでコラボドリンクを買ってしまうという
女性ファンの方にはこちらも。ヘアカラーです
ドライシャンプーも。香りは女性用ですけどつい、いやほら、台風や地震による長期断水などに備えて(笑)

こうやってCMキャラクターになった商品を購入する、というのも立派なヲタ活。スポンサーにしっかり数字で伝われば、また次もアイドルとのコラボを検討してくれますからね。

バスのラッピング広告にも!シャッターチャンスは一瞬ですけど撮影に夢中になりすぎて事故に遭わないように!(これは停留所で撮影)
極めつけはこちら。公式グッズの自販機!地下鉄や高架鉄道の大きな駅に設置されています
パッカブルトート買った!心の眼でJibちゃんの着てる制服だと思えばJibちゃんグッズである(笑)

これ以外にも電車内のデジタルサイネージで見かけたりするBNK48ですが、日本ではまずないのが「ファン有志が広告枠を買う」というもの。

これはバンコク中心部のサイアムにほど近い超巨大ショッピングセンター「MBK」です。この壁面のこれまた超大型サイズのデジタルサイネージに突然、

2期生Oomちゃんのドキュメント映像が映るからおぉ?と思って見ていたら、

これファングループが作成した映像によるお誕生日祝いなんですよ!

BNK48の場合メンバー数が多いですから年中誰かしらが誕生日を迎えている訳で(笑)、いつ行っても誰かが祝われています。他にもエレベーターのドアを写真付きお祝いメッセージでラッピングしたり、とにかくタイのアイドルファンは日本のファンが思いもよらないお金の使い方をするんですが、「僕らの好きな女の子は僕らだけでちまちま応援したりしない。この可愛さを全国区に!」みたいなオープンさがあっていいですよね。

このMBKはとにかく交通の便が良くて、ファッションやデジタルガジェットの店が遠近法で消えてしまう程向こうまで続いていて、飲食もゲーセンも充実。ってことで地元バンコクの高校生大学生の放課後スポットになってますが、旅行者にとってもひたすら楽しい場所ですのでバンコク旅行の際にはぜひ。

特におみやげTシャツ探しには最適。ベタなものから音楽ネタまで
王道のロックT。許諾とってるかどうかは知らないけど・・・
ゲーセンも大型筐体が多くて華やか
ビートルズのピンボールだ!
横はAC/DCだ!(バンコクには新旧問わず洋楽好きが多い)
ダンスゲームをプレイする女の子に撮影班が。もしやYouTuber?
メイドカフェもあるぞ!タイのメイドさんの接客って日本とどう違うのかなぁ
アニメイトまである!

そしてここにはBNK48が生トーク配信をする「BNK48デジタル・スタジオ」が12月にプロンポンのエムクォーティエから移転オープンしてきたばかり。行ったついでに見学できれば最高ですね。

工事中の様子(2019年10月)
オープン目前の様子(2019年11月)現在はこのショーウィンドウに歴代の衣装などが展示されているそうです

さてここまで「あなたがBNK48ファンなら」で解説してまいりましたが、もしあなたが気になってるアイドルがFEVERCm CafeDAISY DAISYの場合はまず彼女たちの公式フェイスブックをフォローするのが一番でしょう。イベントやコンサート出演情報は真っ先にフェイスブックで告知されます。「サイアムドル」の情報ページもオススメ!そこからGoogle翻訳などを使って内容を確認してゆくんですが、タイ語→日本語のGoogle翻訳はまだまだヘッポコなので、タイ語→英語に設定しておくといいです。

サイアムなどの市中心部で開催される入場無料のイベントも多いのでまずここに狙いを定めてエアアジア等でビシッとチケット取っちゃいましょう(「航空券+ホテル」で探すとかなり安い)。宿はドンムアン空港直結の「アマリ・ドンムアンエアポート」や高架鉄道/地下鉄の駅から徒歩圏内を選ぶとGOOD!

もちろん日本からのファンが情報量の少ない状態で、期末テストに山を張るみたいにしてタイに行く訳ですから、直前での出演中止や場所の変更に「まぁしょうがないよねー!」という心持ちでいられるメンタルも重要です。これはタイに何度か行くと自然と養われるスキルですけど(笑)。

保険をかける、という意味では現地ファンと交流する、というのもひとつの手です。日本カルチャーに親しんでいて英語でもコミュニケーションが取れるタイの大学生のヲタクの皆さんとSNSでコメントのやり取りをして仲良くなっておくと、イベント会場でちょっと困った時に助けてくれます。スタッフの指示がわからないと通訳してくれたりとか。きっと当日の突然の変更事項も教えてくれるでしょう。僕もBNK48の映画を見に行く時に、既に上映終了した映画館と、近隣の上映館を教えてもらいました。

親切にしてもらったお礼に意外に喜ばれるのが生写真。僕はタイフェスで撮ったBNK48の写真を紙焼きして持って行って、お礼に渡しました。日本で劇場版CDに付いている各48公式のトレーディング生写真も人気が高いようです。持ち込み荷物に制限のあるイベントでもかさばらないし、営利目的でないファン同士でのトレードに関してはおおむねタイのアイドル運営は寛容です。もちろんイベントのルールが優先されますから確認してくださいね。

必要なのは愛とちょっぴりの勇気と中学レベルの英語力。後はタクシーで使うばら撒きお菓子かなぁ(特に月曜日は屋台禁止になるエリアが多く、タクシードライバーの皆さんは仕事中に食事が取れなくて困ってることが多いんです。乗り込んだしょっぱなにベビースターラーメン柿の種の小袋なんかをあげると車内がフレンドリーな空気に包まれ、ボラレる可能性がグーッと下がりますよ)。皆さんも気になるタイのアイドルに、実際に現地に会いにいってみてください~。

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