テレックス テレックスの事を調べていてこのブログに辿り着いた皆さんこんにちは。
タイポップス探検家の山麓園太郎です。
分かっております。サマソニ公式になーんの情報も載ってないから検索なさったのですね?そう、開催まであと1ヶ月になろうかというこの時点で、タイから出演を果たす3組のうちTELEx TELEXsだけプロフィールが載ってないんです。ちょっとひどい話じゃございませんか。
彼らは日本と日本の音楽が大好きで、サマソニにも過去観客として数回来ているし、去年などはフジロック見に来た時にインタビューされてるのに!(「テレックステレックスの人ですよね?」じゃなくて、「あの紫色の髪の女の子の客スゲー!話訊いてみよう」だったんだけど)
日本でライブをするのがずっと夢だった彼らに、サマソニ公式がプロフィールも載せないというアウェー感を醸してていいのか?「忙しいのかなぁ」と思って数日待ってみたけど一向に載らない。アーティスト資料取り寄せてないだけだろ!もういい わかった僕が書く!!
では早速、彼らのプロフィールと、サマソニ出演そしてそれに先立つ青山「月見ル君想フ」での初来日公演を控えての心境を訊いたインタビューをお届けしまーす!
TELEx TELEXs プロフィール
バンド結成は2015年。当初は他のバンドでメンバー同士だったPew(vocal,keyboards)とKorn(bass)による2人組だった。YouTubeで「Bad Old Days」をTELEx TELEXs名義で発表した後、Kornと同じシラパコーン大学で音楽を学んでいたNow(guitar)とAom(vocal)を新たにメンバーに加えて4人体制となる。このメンバーでリリースした2曲目「Labelle」がラジオ局「Cat Radio」のチャートで1位を獲得し、瞬く間にタイのインディーズシーンのダークホースとなる。以降リリースするシングルを全てチャート1位に送り込み、中でも「Shibuya」は大ヒットして彼らの名声を不動のものとした。大規模音楽フェスへの出演や海外公演(台湾)、音楽賞受賞も果たしている。これまでに「Shibuya」を含む5曲入りEP「Melt your popsicle!」(2017) と1stフルアルバム「Enough for Loneliness and Internet Today」(2018) をリリース、今回サマソニ出演に合わせて、1stフルアルバムがボーナストラック2曲を加え「 孤独に満ち溢れた現代とネット社会に疲れたアナタへ 」のタイトルでFABTONEから日本国内限定盤として7月17日にリリースされる。「近未来とレトロ」が同居する哀愁のエレクトロ・シンセポップ・サウンドは日本の聴衆も魅了するに違いない。
追記:その後、このプロフィールはサマソニHPに転載され、無事に公式情報としてサマソニファンの皆さんに伝わりました。サマソニ公式さんありがとう!
TELEx TELEXs・Aom(vocal) 最新インタビュー(2019.07.10)
山麓:バンドの名前の由来を教えてくれる?
Aom : まだPewとKornの2人組だった時に、Pewが電話帳でバンド名に使えそうな言葉を探してて見つけたの。「TELEX(FAXの前身のような機械)」ね。「コミュニケーションのための機械」って、いい響きよね。それを二重に重ねてTELEx TELEXsになったの。
山麓:最初の日本カルチャー体験は何?
Aom : やっぱり漫画とアニメね。子供の頃はみんなTVで見てた。ドラえもん、クレヨンしんちゃん、NARUTO、セーラームーンとか。子供の頃はセーラーマーズになりたかった位。大人になってからはスタジオジブリにハマったけど。
山麓:サマソニ出演の知らせを聞いた時の状況を教えてよ。どんな気持ちになった?
Aom : Pewが故郷のチェンマイに帰省してる間にサマーソニックからの出演依頼メールが届いて、ビックリした彼が私たちに電話してきたの。一瞬固まったわよ(笑)。凄く驚いた。だってこのフェスに出る事は、私たちの「死ぬまでにしたいことリスト100」にいつも入ってたから。私たち全員、この大き過ぎる知らせに圧倒された気持ちだった。
山麓:今はどう?やっぱりプレッシャー感じてる?
Aom : そりゃもちろん!大きな夢が叶う分不安も大きいし、異文化の国で演奏する時はいつもね。でもとにかく日本のファンのために最善を尽くすしかないのよね。
山麓:日本滞在中に行きたい所はどこかある?
Aom : お茶の水と原宿!私たち自由時間はいつも買い物ばっかりしてるのよ(笑)
山麓:じゃあ最後に、月見ル君想フとサマソニに来るお客さんにメッセージをお願いします。
Aom : 一緒に来て、私たちと楽しんでください。私たちも日本の皆さんの前で演奏できるのを楽しみにしています!
そう。彼らはサマソニ出演に先立ち8月15日(木)、青山「月見ル君想フ」で初来日公演を行います。 サマソニのチケットは既に完売のため、この青山でのライブはTELEx TELEXsファンにとって大変貴重な機会となりますが、実は僕たちSTUDIO MUSHROOM IRONが提案させて頂きました。
5月のGym and Swim公演で月見ル君想フを訪れた際に、「今年はSTAMPがサマソニに出ますけど、来日ついでにここでライブの計画とか無いんですか?」と店長さんに訊いたところ「今年は無理だったんですよ。お盆の時期なんでスケジュールは空いてるんですけどねー」との返事。
僕が思い付きで「TELEx TELEXsも友達ですけど、ちょっと訊いてみます?(笑)」と言ったらその場でトントン拍子に話が進み、東京から帰る深夜の高速バス車中でAomにメールして、その後は現地マネジメントと月見ル君想フにお任せして、実現の運びとなりました。
で、「あーよかった決まった、僕サマソニの当日は自分のライブが入って行けなくなったから青山で見られて超ラッキー ♡ 」なーんて当事者でありながら素直に喜んでいたら、「・・・あ。物販でCDが無いと寂しくないか?」と思い付き、
FABTONEさんに「TELEx TELEXsの日本盤なんてどうすか?」と提案、こちらもスケジュール的にギリギリでしたが実現にこぎつけました。タイでは初回生産分が即日完売したというこの1stアルバム、できれば発売日にお店に行って買って欲しいなぁ。そしてコーナー展開の様子等写真に撮ってSNSに上げてくれると彼らもきっと喜びます。#telextelexs のハッシュタグも忘れずにね!
こぼれ話ですが、TELEx TELEXsというバンド名の発音、タイではどちらかというと「テェレッツ テェレッツ」に近いらしいんですよ。彼らがタイでリリースしたCDのジャケットにはカタカナ振られてるんですけど、「テェレッツ」だったり「タレックス」だったり「テレックス」だったりして揺れてるんです。
彼らもよく分からないまま使っていて、この日本盤も現地盤のアートワークを使ってるので帯を外すと中にテェレッツ テェレッツって書いちゃってる。帯表記と違うのに気が付いたAomが「エンタロウ、これ大丈夫?」って夜中にメールしてきて。もう直す時間も無いって知って泣き顔の絵文字送ってきたから、
「日本ではみんなこの帯のように読んでるんだよ。だから今日から君たちはテレックス・テレックスだ!」
って返事したら「帯が合ってるならいいわ」だって。僕は僕でなんだか戦隊ヒーローの司令官になったような気分でしたけど。
TELEx TELEXsのサウンドには、何か日本人の琴線に触れるものがあるんですよね。サマソニに行く人も行かない人も、ぜひ青山「月見ル君想フ」公演にお越しください!こっちはサマソニよりステージが近いし、体力的にも全然楽ですよ!(笑)
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