山麓園太郎です。サワディーカップ。
代々木公園では1年を通して世界各国のフェスティバルが開かれています。インドやスペイン、ベトナムや台湾・・・。その中でもタイフェスティバルは特に人気です。ガパオライスやマンゴーデザートといった飲食、カラフルな雑貨や衣料品、はたまたマッサージや航空会社のブースに沢山の人が集まります。
そんな中、タイのアーティストによるライブというのはこれまで「日本在住のタイの人に向けたお楽しみプログラム」というムードが強く、タイの文化紹介ならタイ舞踊やムエタイの方がストレートに伝わり易いなぁ、と思っていたんですが、どうも去年(2018年)あたりから変化がありまして。
去年はBNK48やInk Waruntornといったアイドル/シティポップ勢を多めにぶっこんできた他、モーラムやルークトゥンも「タイの芸能文化」という切り口で、きちんとMCで説明されるようになってきました。モーラムもルークトゥンも芸能としての歴史は長いですが、決して「古いもの」ではなく、世界の音楽シーンとリンクしながら現代の流行歌として進化を続けているのです。
それらと比べるとアイドル/シティポップ勢は遥かにニッチなんですが、留学等で日本に住む若い世代のタイの人たち、そして若い女の子と洋楽の匂いに目がない(えーと・・・「匂い」は洋楽の方にだけ掛かっている言葉ですよ!)僕にはこちらの方がしっくりくるんですよ。
「今年のタイフェス東京出演者は見逃せないぞ!」(その気持ちのおよそ90%を占めるBNK48を指してそう言ってる訳ですが)と部屋でやおら立ち上がった僕は2泊分の宿と愛知県からの高速バス往復を手配してフェス前日に東京入りする事にしたんです。
荷物を東横のれん街のコインロッカーに放り込んで会場へ行ってみると、ステージでは出演者によるマイクテストや機材搬入が行われていて、既に立派なカメラを抱えた皆さんも集まっています。僕はBNK48目当てですが、お集まりの皆さんもきっと・・・あれ?
フェス前からTwitterで話題に上っていた「出演メンバーの1人、Mindちゃんのファングループが私費で作成したフォトカードを携えて来日、フェス会場で配布予定」そのご当人たちでは?と思う間もなく
早速頂きました。コップンカップ!BNK48では各メンバーのファンがこうしたフォトカードや缶バッジといったグッズを作って配り、推しメンの新規ファン獲得に尽力しています。日本では肖像権等諸般の事情でこういった非公式グッズはご法度ですが、タイでは商業目的でない限り黙認、というかファンによるプロモーションとして認められているようです。
しばらくしてBNK48が会場入りしました。4月にバンコクの握手会で初めて会った、僕の推しメンJibもいます!
飛行機に乗ってきた時の服装のままです。滞在先への移動途中でのリハは大変だなぁと思ってしまいます。遠目で見てもJibちゃん可愛い・・・
そして準備も進み、いよいよメンバーがステージに現れました。集まっているファンの皆さんもリハーサルの邪魔になってはいけないので声援や拍手を控えて見守っています。
JibとJaneの2人は少し緊張しているように見えます。
Mindはリラックスとまではいきませんが自然体、Jaaはすぐに会場の雰囲気に慣れたようでニコニコしています。
そんな初参加組の4人を気遣う、去年に続く参加となるMusicといずりな(伊豆田莉奈)。モニタースピーカーを目印にして自分の立ち位置を把握する事や、「会いたかった」等ステージ端まで駆け寄ってゆく曲では「ここまで進むように」といった指示をしていました。
最後に音楽に合わせてのリハーサルが短めに行われましたが、面白いハプニングがありました。
「君のことが好きだから」の時に、音響さんが間違えて「君はメロディー」の音楽を流してしまったのでリハーサルが中断。メンバーはそのまま音楽なしのアカペラで「君のことが好きだから」を練習し始めました。途中音程を外して大笑いしたり、テンポをキープするために「らんらんららららん♪」と鼻歌で歌ったり。女の子の鼻歌とかハミングってのは破壊力がありますね。メロメロにされちゃった(笑)記事の最後に動画で載せてますので確認してみてくださいね。
翌日となるフェス初日はきっと大盛況間違いないでしょう。明日に備えて新宿に取った宿へ向かいましたが、当初日帰りで1日だけ見るつもりが前乗りまでして3日間もフェスに密着する事にしちゃったので、ディナーを豪勢にする予算がありません。幸い宿の向かいにアジアの食材店がありました。
こういったもので3日間を乗り切ることにします。さぁ次回はフェス初日レポートだ!
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