タイフェスティバル東京2023密着(2)雨上がりの代々木にタイ沼の熱波を見る

タイ音楽

山麓園太郎です。サワディーカップ。

前回の予告通りタイフェス初日の写真を沢山載せるんですが、まずタイ沼の先輩の皆さんにお礼を言わせてください。

僕は8年前からタイポップスを日本に紹介する活動を趣味で始めて、おかげさまで東京のラジオやTVにまで活動の場が広がりましたけれども、日本人がタイの音楽にも注目するようになったのはやはり「2gether」から始まるタイドラマのブームのおかげだったと感じています。

タイ沼の皆さんがScrubbやGMMTVの事をあれほどツイートしてくれなければ、個人ブログでドラマのストーリーとの繋がりや歌詞の日本語訳などを愛と熱量を込めて紹介してくれなければ、今のこの状況は無いと思っています。

そこで4EVEの取材に絡んでプレスパスを頂いた時に、「4EVEだけじゃなく俳優さんたちも写真に撮ろう。せっかく最前列の取材エリアにいるんだから」と考え、ほぼ終日ステージに張り付くと決めたんです。たとえ観覧エリアのずいぶん後ろでも、推しが登場すればある程度脳内でズームレンズが発動するじゃないですか(笑)。僕の拙い写真でもそれを補完するお役に立てばっていう感じでね。

ですから特に俳優さんの写真、今回はSingtoくんとPondくんPhuwinくんですけど大量だから自然とブログがひたすら縦に長い仕上がりになるんですよ。いくらスクロールしても見終わらないっていう、うなぎみたいな長さにね。でもほら土用の丑も近いしさ(笑)、俳優さんってきっとタイ沼の皆さんのスタミナ源でしょ。夏バテなんか吹っ飛ばせ!という気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいです。目次から各出演者のパートに飛べるようにもしてますからね。では始めましょう。

初日開幕。アイドルSora! Sora!が雨雲を吹き飛ばした

午前中は本降りだったけどいよいよステージが始まろうかという頃に雨が上がり、そこで登場したのが「Sora! Sora!」という名前のアイドルだったのはこの初日の楽しさを約束するような出来事でした。

デザインは大胆だけど落ち着いた色使いの衣装が日本的
右のForemost(フォーモス)はタイフェス後にグループを卒業
キュートなKitty。推そうかな

Sora! Sora!の楽曲は「うたの☆プリンスさまっ♪」や「バンドリ!」に作編曲で関わる末益涼太さんが主に提供していますが中にはタイ側制作の曲もあり、例えばこの曲「雨が降る前に」はTattoo ColourというバンドのRuzzyさんが作曲しています。ピアノ/アコギ/ストリングスを使った良メロバラードでGMMTVの作風にも凄く近いですね。オクターブ下げてWinくんが歌ってると想像してみてください。

このMusic Videoには坂道系からの影響も感じられますねー

移動も来日直後も忙しかったThe Glass Girls

続いてはThe Glass Girls。最近になってこのタイフェス来日ドキュメントがYouTubeに公開されたんですが、なんとレセプション当日に羽田着だったんですね。しかもフィリピン経由のトランジットで。メンバーは会場でのリハの後ステージ衣装の上にパーカー羽織る形で直接大使館に向かったようです。大変だったんだね!このドキュメントの10:12の所には一瞬だけどナノンくんとポンドくんも捉えられています。

僕は前列真ん中のManowとその右のNiが気になってます

ステージ以外でもタイフェスを盛り上げたHatoBito

この日の女性アイドル出演の締めくくりはHatoBito。彼女たちはタイフェスの後も日本に滞在して新曲「Fuji-San」のMusic Videoを撮影して帰っています。

都内で撮影の後バスタ新宿から高速バスで富士急ハイランドへ向かい今度は電車で河口湖行ってロープウェイで天上山公園へ、という結構な過密スケジュール。この曲は「あなたと行くのをずっと夢見てた場所があるの 富士山に行きたい ジェットコースターではあなたの隣に乗って そしてハートの形の天上の鐘を一緒に鳴らすの お願い 私と一緒に富士山に行ってくれませんか?」という観光ラブソングで、Music Videoは歌詞の内容を忠実に追っています。日本の観光名所やテーマパークがタイの人にこれほど憧れの場所として捉えられているのは1990年代の日本ブーム以降も日本のブランドパワーがタイで生きている証明なのでインバウンド復活にも期待が持てますが、日々この国の景気の悪さを体感してる僕としては「いやなんか逆にタイ関連であんまりお金使えなくなっちゃってごめんね・・・」という気持ちにもなります。
最後に登場する富士山は雲ひとつ掛かってないそりゃもう見事な姿。天候に恵まれて本当に良かったね!

こうして日本推しを鮮明に打ち出してるHatoBitoですが、実はSlot MachineやTELEx TELEXsのメンバーが作曲した歌もリリースしていてそちらはシティポップ調の大人なムード。これがHatoBitoの中でタイらしく上手く混ざり合うと新しい形のタイアイドルのスタイルになるかも?と思って注目しています。

Khaosuay(2023年1月卒業)のソロ曲だった「Just On The Way」はTELEx TELEXsのリーダーPewが作詞作曲

アメージングタイランド(タイ政府観光庁)のブースや2日目のサブステージ、ファンミーティングなど会場のあちこちで来場者に笑顔を届けたメンバーの様子もYouTubeで公開されていますが、むしろ見どころは2:42からの「メンバー全員にストーンメイクしてあげる次の出番のPat Chanudomの乙女心」。レセプションでもメンバーからお姉さんのように慕われてましたからね。

レセプションで笑いかけられて僕はすっかりPunnHyazのファンです

この後のPat Chanudom、La Ong Fong、Koh Mr. Saxmanは2日目にもステージがあったので今回は割愛、マイ・チャルンプラも写真1枚に留めますがさすがGMMの成長期を支えたスーパースター。マッチョなダンサー2人を従えての堂々たるステージはまさにパワフル。タイ人の大合唱が起こり会場は大盛り上がりでした。

Singtoくんの登場で会場の景色が変わる

さぁタイ沼の皆さんが待ち望んだ俳優さんパートのスタートです。取材エリアにいると背中からタイ沼エアーが吹きつけてくるのを感じます。初心者で履修も少ない僕が出演作品や経歴の解説などするのは野暮ですから、ひたすらSingtoくんの写真を紹介していきましょう!僕は「こういうお兄ちゃん、昔親戚に絶対いたよなー」っていう、いとこみたいな親近感を感じさせる人だなぁと思いながらシャッター切ってました。

Pond-Phuwinの仲の良さにちょっと萌える

Singtoくんのステージ終了後の観覧エリアの入替時に起きた前列への殺到だけは本当にヒヤッとしましたが、最前列の人の悲鳴を聞いて機転の利いたMCで場をクールダウンさせた司会の山口アキさんと、それに従って皆で一斉に後ろに2歩ずつ下がって事故を回避したタイ沼の皆さんは、間違いなくあの日の立役者でした。身に降りかかる危険よりも「もし事故が起きたらどんなに自分の推しを悲しませてしまうか」をあの瞬間考えられる皆さんだったからこそ、タイフェス東京は無事に終えられたと思っています。ありがとうございました。

それにしても!Singtoくんのソロ登場だって相当なもんだったけど作品でのペアが出てくると、ここまで凄いのね(笑)。「耳打ちがキスに見えてキャー!」とか「投げキッスが命中してキャー!」とかね、日本でのタイのバンドのライブではまず無いタイプのリアクションを体験できて「これがタイ沼の現場か!」と思いました。

高速連写で撮ってたのでgifにしてみた(笑)

お待ちどうさまでした!PondくんPhuwinくんのステージ写真をひたすら上げていきます!

Phuwinくんの足元。ビブラムソールの靴とデニムでカジュアル&ワイルドに見せながらデニムをフォーマルなスーツのパンツ丈にしてあるの。センス良い!

フレッシュなボーイズグループLYKN

続けて出演したのは5月にデビューしたばかりのLYKN(ライキャン)です。彼らの他にもATLASやPRIMETIMEやLAZ1など、タイには沢山のボーイズグループがいます。

LYKNまで撮影を終えて僕はステージを離脱(ほぼ飲まず食わずだったの)して、豚肉のサテともち米を買って食べながらETCの演奏を途中まで聴いてホテルに戻りました。明日の取材の準備もあるし。

次回は取材もあったので全ステージを追えてませんが大丈夫、TopTapくんとNanonくんは大量に写真撮ってますからまたうなぎみたいな長いブログに仕上がる予定です!(笑)

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