おすすめタイポップス40曲+必聴アルバム2枚

タイ音楽

山麓園太郎です。サワディーカップ。

先日「アジアのポップスを聴き倒す会 タイ編 in NAGOYA」に出演させて頂きまして。会場が浄心の「ヤンガオ」というタイカレーの有名なお店で、店主のMOOLAさんは転勤で初海外でタイへ行き、向こうでDJとして人気者になって夜な夜なフロアを踊らせていた凄い方なんです。

僕がメインで話をする格好にはなったんですけど、それを横で補足してくれるMOOLAさんのトークが的確かつ深いので、そりゃもう大変な盛り上がりとなりまして、既に「ぜひ続編を!」という声がかかっております。ありがとうございます。

当日どんなタイポップスがかかったかというと、こちらのプレイリストになるんですが・・・。ネタを膨大に用意し過ぎて、この47曲中40曲が約3時間に渡って紹介されるという耐久レースになっちゃったんです。こっちは「しまった!(汗)」と思ったんですが、集まったお客さんは誰一人脱落せず(途中で帰る人ゼロ)、それどころか口々に「楽しかったです!」と言ってくださいまして、次回は5時間やってやろ・・・いやいやいや!次回はもっと事前に整理して珠玉のリストで迎え撃とうと思った次第です。

ชื่นรัก
プレイリストはイベントの主催者であるYuki Leeさんが作成してくれました

さて、この日は僕とMOOLAさん共通の友人であるシンディ・スイとPOLYCATに関するビッグニュースがありました。
来月(2020年3月18日)にシンディのベスト・アルバムそしてPOLYCATが2016年にリリースして、タイの80年代リバイバルブームの火付け役になった「80 KISSES」が日本で発売されることになり、その情報解禁が偶然にもイベント当日。

POLYCATのこのアルバムについては以前にもこのブログで書いたように、日本のシティポップとAORファン、そして「ベストヒットUSA」や「MTV」が青春だった人、好きな映画が「マネキン」の人なんかにドンズバで刺さる隠れ名盤なので、ずーっと日本発売を熱望していたからもちろん嬉しいですが、シンディ・スイのベストアルバムはなお嬉しい。何故かというと僕の企画なんです。

シンディの過去の作品は本国で完売状態で、再生産もされていないのでタイポップスの歴史の中に埋もれているんです。今聴いてもカッコいい曲ばっかりなのに!

「これはもったいないぞ」と感じている時にFABTONEレーベルの人と親しくなって、色々なタイポップスのコンピレーション盤のアイデアを出してる中でふと「そうだ、シンディ・スイのベスト出したらシティポップ好きやクラブのDJが沢山買うんじゃないかな?」と思ったんです。日本以外にタイ本国からも注文が入るに違いない、と。

タイでシンディに会ってアイデアを話してOKを取り、僕が選曲まで担当することになり、ピックアップした曲を発売順じゃなく一つのストーリーのように・・・そう、レコード盤の時代のようにうちの社長(元CDショップ店員)が並べ替え、タイポップス伝道の大先輩、アジアン・ポップ・パラダイスさんと僕が共同でライナーノートを書きました。

「世界はシンディ・スイを再発見する」というのが、僕が最初考えた宣伝コピーですけど、マイアミ・ホラーのリミックスを手掛けたりして世界のエレクトロシーンでもその名を知られた彼ですから、むしろ再発見するのは日本とタイの音楽ファンでしょう。

「ベスト・アルバムの編集」には100%の正解がありません。ビートルズの「1」が、大ヒットはしたものの「赤盤」「青盤」に取って代わらなかったのは、曲数の多少ではなく「ヒットチャートで1位を獲得した」という、データのみによる選曲があまりに無機的だったからだと僕は思っています。音楽が1曲単位で配信される今日ですが、Princeの生前のグラミー賞のスピーチのように「アルバムは今も重要」なんです。

ですからこのベスト・アルバムの選曲作業は責任重大でしたが、僕が選曲に携わっていたことを知らないままシンディは収録曲リストに1発OKを出してくれました。実際にはその後シンディのリクエストで1曲追加、更に未発表の新曲を1曲追加する形で完成。後で「凄くいいリストだと思った。園太郎だったのか」と言われて嬉しかった!

シンディと僕とPOLYCATが自信を持って日本のリスナーにおすすめするアルバム2枚。どうか皆さんのお気に入りになりますように!

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