山麓園太郎です。サワディーカップ。
僕は普段タイポップスを中心にブログやラジオで紹介していますが、うちの事務所の社長は台湾ポップスが大好きで、一緒に番組に出たりするから台湾ポップスも耳にする機会が多いんです。
タイと台湾を両方番組で紹介した時にはK-POPになぞらえて「ダブルT-POP特集!」なんて言いましたね。どちらも頭文字がTなので、便宜上僕はT-POP/TW-POPで使い分けています。読みは省略せず「タイポップ/台湾ポップ」ですね。
台湾に行ったのは2015年。社長のCDショップ巡りに付き合う感じでしたけど、台湾のCDショップではかなりの面積で日本のポップスも置かれていました。大人のポップスが好まれている印象で、先日出た竹内まりやのベストアルバム「Turntable」なんかは今頃お店でガンガンかかってるんじゃないでしょうか。
タイでも同じように90年代から日本の音楽が沢山市場に流れ込んだ経緯があり、当時10代でそれを聴いてた人が現在30代ですから、音楽シーンで活躍したりレコード会社の要職に付いてる人がいるんですね。そこから生まれるタイポップスがどこか懐かしいデジャヴ感を時に醸すのは、その人たちと僕たち日本人の音楽体験が実はよく似ているせいじゃないかと僕は考えています。
なので台湾ポップスも実は日本人にとってグッとくる要素を沢山持っているんですが、やっぱり一般的には台湾といえば「夜市・九份の絶景・タピオカミルクティー」といったところですよね。
これは海外からの観光客が日本に対して「秋葉原・富士山・回転ずし」っていうのと一緒で、もちろん簡単に「Perfume・サカナクション・FIVE NEW OLD」とはならない、ってのは分かってますけど、世界中の音楽ファンに山下達郎が認められているように、音楽からもその国の文化が知られるようになったらいいと思うんです。
さて。そんな台湾の文化を日本に紹介するイベント、「Taiwan Plus 2019」が、9/28・29の2日間、東京・上野恩賜公園で開催されたので社長と行ってきました!
ブースは全部で50程で、代々木公園で開かれるタイフェステイバルやナマステ・インディアに比べるとコンパクトですが、バラエティ豊かでした。雑貨や出版物、洋服などなど。僕がひと目見てフラフラ入っていったのは
「感傷唱片行」!台中にあるカセットテープ専門の音楽ショップだそうです。中目黒にある「waltz」さんみたいな感じ。古い台湾ポップスは僕全然詳しくないからチラ見しただけですが、ビートルズ等の洋楽や80~90年代のJ-POP(台湾プレス)のテープが沢山あります。松田聖子を1本買いました。
飲食も、麻婆豆腐やソフトクリーム、台湾ビールやカキのニンニク炒めなどいろいろです。
でもやっぱり僕たちの目的は音楽ですよ。2日間で8組が出演です。
僕は9m88とDSPSがお目当てだったので、他のアーティストは特に見なくても・・・なんて思っていたんですが、始まったらどれも興味深くて、気が付いたら全組フルで見ていました(笑)
2日目はDSPSからスタート。番組でかけたこともあり、初めてライブを見るのを楽しみにしていましたが、期待以上でした!
そしてこの後登場の 宇宙人(Cosmos People) は既に日本でかなりの人気を得ているため、サウンドチェックの段階からファンが集まって来ます。開演すると開口一番「前に集まって!」と呼びかけ、ステージと客席は一体に。見事!
最後の Tizzy Bac は20年のキャリアを持つそうです。どうりで会場にいた台湾の人誰もが知っていて、彼らのステージだけはステージ前に空間が全く無くなる状態に!
さて。台湾ポップスには詳しくない僕も思わずCD買った程凄いバンドばかりでしたが、詳しくない僕の説明よりYouTube見てもらった方が断然それぞれのバンドの魅力が分かりますから、この日のライブを体験したつもりになってぜひ1曲ずつ見てください!
台中のカセットテープ専門店「感傷唱片行」についてはWONDERLUST CLUBさんの記事が詳しくてオススメです。
日本にも専門店があります!中目黒のwaltzさんではカセットとレコードを取り扱っています。
来年の開催が気になったらTaiwan Plus公式をチェック!
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