TAIWAN BEATS 2018

台湾音楽

こんにちは、naomi.です。
2018年8月20日【2018 TAIWAN BEATS 】を観るために東京へ行ってきました。

実は盧廣仲 (Crowd Lu) 以外の出演者は名前を聞いたことがあるという程度の知識で、他のバンドはメンバーの人数すら知らない状況で観に行きました。結果、事前情報なしの観戦も楽しかった。

最初に登場したのは 落日飛車 (Sunset Rollercoaster)。どことなく懐かしさを感じたのは【ウエストコーストロック】なフレーズが度々登場していたから。ウエストコーストロックの代表と言えばイーグルスやドゥービーブラザーズだけど、そこまで泥臭くないっていうか ソウルっぽさがないっていうか…. 語彙力ないね。素人の私が聞いてもメンバー全員の演奏テクニックが高いのは歴然で例えるなら いい意味で「譜面に忠実に弾いてるぞ」。時折見せるグルーブ感もすごく丁寧に演奏しているのを感じました。語弊があるかも?だけどインストでもいけそうだと思ったバンド。

2番手は 滅火器 (Fire EX)。今回の出演者でステージ構成が1番良かったバンド。ファン層をみて これはモッシュがはじまる? と一瞬不安がよぎったけど、C-POP好きは激しい人は少なめだから大丈夫だった(笑)。少しハード寄りのロックで”踊れる”じゃなく”騒げる”曲と 聞かせる曲のバランスも良い。メンバーのキャラが確立してるので 初見者にもわかりやすく好感度高め。MCでも話されていたけど日本のバンドとの交流もあり、磯部正文氏(HUSKING BEE) がゲストで登場した時の盛り上がり方はすごかった。実はライブ後に会場から渋谷駅まで向かう途中 メンバーの方々にばったり遭遇。ライブ良かったですーと声を掛けたら「自分たちも手ごたえを感じてます!」と力強い返事が日本語で返ってきて さらに好感度が上がりました。

トリはお目当ての盧廣仲 (Crowd Lu)。ライブ構成で言えば、バンドで盛り上げたりギター1本でじっくり聞かせたりMCも対話を中心としたバラエティに富んだ内容。 そして一番の注目ポイントは新しい事にチャレンジしようとしてるのか 曲のアレンジが斬新だったこと。JAZZぽくしてみたり、ラップぽいアレンジだったり。予想以上の変化球に驚き。これからの方向性をいろいろと試しているのかな?とも感じたライブでした。

落日飛車 (Sunset Rollercoaster) と 滅火器 (Fire EX) の二組は日本語を完璧に話し ライブにも攻めの雰囲気が感じられたのに対し 盧廣仲 (Crowd Lu) は端っから日本語を話す気は無くて(腕に書いたカンペをたどたどしく読むのがデフォなところも) そして会場の雰囲気も楽しみつつ 時折客席をいじりながら演奏。そして いつのまにか観ているみんながペースに飲まれていく。でも それこそがいちばんリラックスした台湾ぽさを感じるライブだったと思う。

今回出演の3組は音楽もキャラもバラバラでそれがすごく良かった。たっぷり3時間のライブを無料で見せてくれた台湾の太っ腹に感謝です。

※2018年8月のフェイスブック記事に加筆して再掲載しました

最後まで読んでくださってありがとうございました。
3組の動画を貼っておきます。よかったら聞いてみてくださいね。

落日飛車の「Cassa Nova」
アルバム・2018年・9曲

Fire EX. (滅火器)の「REBORN」
アルバム・2016年・14曲


クラウド・ルーの「What a Folk !!!!!! (日本語版)」
アルバム・2017年・12曲

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